冬の木木

冬の木木
山村暮鳥

ふゆが
きたとて
木は裸

春に
なるまで
木は裸

ちらちら
雪が
ふつてきて

はなを
きものに
きるけれど

それが
消えると
また、裸



青空文庫より引用