輪まはし ついぢの椿の花のした、ここから輪まはし かけてつた。木ぎれでひいた横の線、ここからからから かけてつた。帽子に椿の花插して、ぬくとい垣根に そつてつた。ついぢに凭もたれてあつち見て、あの子がひとり まつてゐる。青空文庫より引用